hiroktsのブログ

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ルビィのぼうけん 読書感想

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DevLove関西のイベント「それぞれの現場におけるチームづくりの試行錯誤」に参加したのですが、その中で翔泳社の岩切さんが1冊だけプレゼントしていただけることになりました。
1冊しかないので参加者でじゃんけん大会となり、じゃんけんとても苦手なのですが自分が勝ちとりました。

岩切さん、ありがとうございました!

devlove-kansai.doorkeeper.jp

 

内容の紹介と感想

帯の紹介によるとプログラマー的思考法を育む知育絵本、とのこと。

読んでみた感想ですが、非常に示唆に富んだ物語で面白いなーと思います。
子供が気に入って何回も読めばいろんなことに気付きそう。
そのために結構読み聞かせる親御さんなどのアシストも重要な気がします^^;

 

ルビィのほかにペンギンたち・ジャンゴ・雪ひょう・ロボットたち・きつねたちといったキャラクターが登場するのですが、たとえばペンギンたちはLinuxというよりもUnixの基本的な考え方「小さいまとまりに分けられた問題を好む」という性格で描かれていて、おもしろいです。
プログラミングが好きな人が読んでも、このキャラクターの性格は、こういう理由かなと想像しながら楽しめたり。

 

ルビィはある目的のために、そういうキャラクターたちとかかわりながら冒険を繰り広げる感じです。
周りのキャラたちとコミュニケーションをしつつ、出てくる難題を解決するのにはどうしたらいいか工夫をして解決していくのですが、どう伝えたらペンギンたちなど他のキャラクターに伝わるか、道具をどうつなげたら取りたいアイテムにたどり着けるか、みたいなところが見どころだと思います。

絵柄もカラフルで非常にかわいいので子供が見たら単純に楽しいんじゃないかなぁと思います。

 

後ろのほうに子供と一緒にパズルをとくみたいなワークがついていて、課題解決するためのアルゴリズムとか考え方を身に着けるのにとても役立ちそう。
そしてそれはプログラミングにつながっていくものだと思います。
ワークは子供とやる前にちょっと大人同士で練習してみてもいいかもしれないと思いました。

 

これからの時代、プログラミング的な思考のあるなしの違いは大きくなってくると思います。
それだけがすべてじゃないけれど世界を変えていく力の土台部分ですし。
子供たちのこれからを変えていくインパクトのある本だと思います。

 

ルビィのぼうけん こんにちは!  プログラミング

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