Guildworks 勉強会「新しい技術を取り入れるための実験のやり方 〜サーバーレス・機械学習・PWAを実戦に投入するまで〜」に参加しました。
2018.06.12に開催された表題の勉強会に参加しました。 会場はアカツキさんです。
発表者: ギルドワークス 前川さん
内容としては、「新しい技術を取りいれるための実験のやりかた」というお話で、ほぼ1ヶ月の期間で自社の内製プロダクトに新しい技術を3種類取り入れたというお話でした。
以下はかなりの概略ですが、個人的にメモした内容などです。
取り入れられた技術は以下の3つ
- Java on Lambda で作成するサーバレスアプリ
- iOS + Android + PWA 3プラットフォーム のアプリケーションを Ionic で開発する(20分)
- 機械学習サービス(Saas型)
新技術だとQCDSそれぞれにリスクがあり、漸進的な改善と根本的な改善をという2パターンでの導入が考えられるが、それぞれ「根本的な改善ができない」「ゼロからのリスタートになる」というリスクがある。
リスクを抑えた上で根本的な改善をしたいので次のような手段をとった
- 新規自社プロダクトのMVP開発で小さく試す
- 認証など、Saas化して外に出せるものは出す
Java on Lambda
話を聞いているとCognitoを利用した認証管理がすごく楽にうまくいったという感じが伝わってきました。
一番難しかった問題は、「ステージングをどう作るか?」ということみたいで、それはデータストアとして「DynamoDB、アノテーションベースでテーブルを定義している」というところに原因があったところみたいです。
IonicによるPWA
IonicをつかったPWAのメリットは「ドキュメントが非常に丁寧」ということと「CLIによるサポートが充実」しているということらしいです。 とくに「CLIを使うと定型作業がミスなく」というところ
この話題での難しさは、「Ionic標準からはずれるようなUIの作成は高コスト、レールから外れると大変」とのこと。 その場合は、標準のカスタマイズよりもWeb技術で作ってしまうのが早い
機械学習の導入
導入するときにぶつかる問題に以下の2つがある。
- データセット足りない問題
- 技術的ハードル高い問題
AWS/Microsoft/Google それぞれ用意されている
今回はGoogleでのトライ、Google日本語対応状況がよいとのこと
言語に対する解析として、以下のようなものを利用できた。
- エンティティ
- 感情
- 文法 (ちょっとこれについてはメモミスかも)
感想
「リリースを前提に置くことで、より大きな舞台で活用していくのにも有用な知見が得られた」というところが印象的でした。 あとやはり1ヶ月程度でこんなに実験的に新技術を試せるのはいいなと思いました。 個人的に気になるのはPWAとCognitoかなぁ、と思いました。
発表者の前川さんと会場のアカツキさん、ありがとうございました。